カリフローレ
こんばんは!ファームウェルです!
最近はめっこり寒いですね。
パイプハウスを建てて遠隔で苗の監視や温度コントロールを可能にしたのですが、
このシステムの本当の目的は何を隠そうカリフローレの栽培を行いたかったからです。
カリフローレはカリフラワーの茎が伸びた様な容姿の野菜ですが、カリフラワーとは全く別物でジューシーかつ味が濃く、シャキシャキしていてほんのり甘いのが特徴です。
このカリフローレはかつてに比べて認知は上がったものの、まだまだ新種の部類であり、一般的な種苗店、ましてやホームセンター等では苗を扱っていることがほとんどなく、種から栽培を行うのが一般的となっています。
私は農業を行う傍ら平日はWEBディレクター業を営んでいるのですが、日中家を空けている間に苗の管理が出来ない為、温度管理が非常に重要となります。
この為、遠隔コントロールが出来るシステムを開発する必要性がありました。
カリフローレには初夏向きのカリフローレ60、晩抽タイプのカリフローレ80があるのですが、私は60タイプが好みです。
60タイプは収穫期が短い為取り遅れる可能性が高いのですが、カリフローレ60の方が軸の伸びが良く、本来のカリフローレの食味のポテンシャルの高さが分かりやすいです。
(カリフローレは通常のカリフラワーやブロッコリーとは違い軸が美味しい野菜の為、花蕾が小さく茎がひょろ長いものが食味が良いです)
一方で80タイプは病気に強く苗がしっかりしており、晩抽性の為収穫期が長いのが特徴ですが、茎の伸びが60タイプに比べてあまりよくありません。
生産性を鑑みると80の方が作りやすいですが、私は農業を主の生業としていない為あえて60をメインとしています。
カリフローレを3年振りにJA埼玉中央滑川直売所に出荷しました。
滑川直売所は埼玉県農業大学校の学生時代に、埼玉農業フロンティア育成事業の一環であるチャレンジファームプロジェクトに取り組んだ際、いち早く出荷を快諾頂いた大変感謝すべき営業所であり、農業生産者としての喜びを教えて頂いた思い出の場所の一つです。
諸々の事情により私は農業を生業に出来なかったのですが、埼玉県認定農業士としてやはり埼玉県の農業生産に貢献したいという思いは強く、極々微力ながら消費者の皆様の食卓に貢献出来た事を大変嬉しく思います。
これからも生産者として更なる品質の向上、生産の安定性を研究して参りたいと考えます。